試験当日は、今までのやってきた『勉強という準備』を確認する日。
できる限り、本領を発揮して、合格または高得点を獲得したい。
でも、実力の半分も出せなかったと嘆く方も…
実力が出せない原因は、不安などの『マイナス・イメージ』と緊張による『自信の消失』。
そして、実力を発揮し、結果を出すためのキーワードは、『集中力』。
本番当日は、心をリラックスさせ、集中力が高まる環境を整えることだけ考えよう。
以下で、試験当日に、集中力をアップさせる方法をお伝えします。
深呼吸は心身の緊張をほぐす
テスト前は、自律神経が働いて、呼吸を早めます。そして、身体だけでなく、心も固くなり、本来の力が発揮しにくい状態に。
この緊張をゆるめるには、深呼吸で自律神経を落ちつかせるのが効果的。
緊張を感じたときには、深い呼吸をするように心がけてください!
深呼吸のポイント
まず、メガネや帽子を付けている場合は、外してください。
そして、目をゆっくり閉じて、鼻から空気を大きく吸って、口から”フゥー”とゆっくり吐きます。
大切なポイントは、”ゆっくり”と長く吐くこと!
これを3回やればOK。
最後に、ゆっくりと目を開けて、「私は、リラックスしています」と心の中で唱えてください。
視野を広げると、心がのびのびする
クラスの発表会などで、視野が狭くなった経験は、ありませんか?
実は、視野の広さと”心の緊張”は、密接な関係があります。
心の状態 | 視野の状態 |
---|---|
緊張したり、心が何かにとらわれているとき | 視野が狭くなる |
ゆったりとリラックスしているとき | 視野が広くなる |
緊張し、視野が狭くなると、さらに不安が襲ってきます。
試験会場の教室で緊張を和らげるために、視野を広げてみてください。
試験会場で視野を広げる方法
以下で、試験会場で視野を広げる方法を伝授します。効果的なので、実行してみてください。
①まず、前をシッカリと見ます。そして、教室の壁の隅を意識するようにしてください。通常であれば、前方の2カ所の隅が見えていると思います。
②この前方の2カ所の隅を同時に、”ボンヤリ”と見てください。1カ所ずつでは、ありません。
そして、集中して、見ていると、”ボンヤリ”していたのが、少しずつ見えてくると思います。
③余裕があれば、見えない後方の2カ所も併せて意識を飛ばします。
しばらくすると、自然と視野が広がります。そして、心が落ち着いていると思います。
試験会場は、初めて行く場所なので、試験でなくても、緊張します。
場に飲まれないように、しっかりと自分の視野を広げ、リラックスして、試験に取り組んでください!
「根拠のない自信」を持つ
根拠なんて、なくてもいいんです(笑)自信を持って受験しましょう!
でも人は、すぐにマイナスの方に物事を考えてしまいますよね…
- 今まで覚えたことを忘れてしまっているのではないか?
- 想定外の問題が出題されるのではないか?
不安は、集中できない原因。持っていて、徳など、一つもありません。
試験直前に必要なのは、不安ではなく、「今まで、できることはやってきた」という自分を信じる力!
以下のようなことを、強く心の底から、自信を持って言い切りましょう!
- 私は、できる!
- 私は、神だ!
- 私に解けない問題は、他の奴らにも解けない!
ブドウ糖の補給で、脳にエネルギーを
脳を使うには、エネルギーが必要!
具体的にいえば、ブドウ糖です。
ブドウ糖が多く含まれる食材としては、『米、パン、麺類、ぶどう、バナナ、いも類』などがあります。
僕がオススメするのは、コンビニで売っている「ラムネ菓子」と「ミルクキャラメル」、薬局などに売っている「ブドウ糖タブレット」。
僕は、資格試験などが始まる直前ギリギリに、キャラメル2〜3粒を口に放り込みます。実際、試験の最後まで、集中力が途切れずに済みます。
お試しください♪
面接試験前の緊張の取り方
面接試験で、1番怖いことは、言葉が浮かんでこないことだと思います。
前日までに、返答模範例を覚えて、準備万端であっても、試験会場の独特な雰囲気にのまれ、頭が真っ白。
このような場合、右脳の働きの低下が関与していることが多いそうです。
右脳は、イメージ脳や感性脳などといわれ、質問をイメージし、返答をするためには、右脳が機能している必要があります。
緊張により、うまく活動してくれない右脳を刺激してあげる必要があります。
右脳を刺激する方法とは?
運動神経や感覚神経において、右脳が身体の左側に、左脳が身体の右側につながっていることは、よく知られています。
なので、右脳を刺激するために、試験前に、左半身をよく動かしましょう。
左手を握ったり開いたり、また手を冷水につけたり、左手や左足を揉(も)んだりして…
試験前にやれることは、すべてやる!
注意が必要なのは、『面接試験中や面接待ちの際に、やってはいけない!』ということ。
面接中だけでなく、面接待ちでもダメ。試験官は、面接待ちの人もチェックしています。ソワソワしていると、落ち着きなく見えて、マイナス評価の一因に!
面接待ちの時間に入ったら、深呼吸で心を落ち着けましょう。また、視野を広く持ちましょう。
面接試験に必要なのは、集中力ではなく、平常心です。
試験前日までにできること
試験当日のために、試験前日までにできることもあります。
試験当日は、新しいことだらけなので、緊張するのは当然。
知らない街にやってきて、知らない人だらけ、その上、自分が審査される…嫌な1日です(笑)
そして、この状況を打開するためには、慣れることが一番です!
試験のためにできることは、『勉強だけではない!』ということです。
受験会場や学校周辺の街に慣れる
オープンキャンパスや試験場には、絶対に行きましょう!また、会場の近くに遊びに行くこともオススメ♪
その際、多くの写真を撮ってください。
ポイントは、キャンパス内や試験場だけでなく、”駅から試験会場までの間”も撮ること。
そして、部屋の壁に貼付けたり、スケジュール帳などに貼っておくと、受験会場の景色が見慣れた状態になり、よりリラックスした状態で試験に挑めます。
オープンキャンパスの場合だと、できる限り、学校に対してプラスイメージを持つようにしましょう。
『この学校に受かって、そこに通っている自分』を思い浮かべながら、学内などを歩いてください。
プラスイメージは、深層心理でもプラスに働き、オープンキャンパス後の勉強に対する行動力や集中力に影響を与えます。
知らない人の中で、試験することに慣れる
知らない人の中にいると、ソワソワしないですか。落ち着きをなくし、辺りをキョロキョロしたりして…
特に、試験会場は、ライバルだらけです。誰かが受かれば、誰かが落ちる。周りの空気に押しつぶされない方が難しいと思います。
この状況に慣れるには、多くの受験生が挑む『大手予備校が主催する模擬試験』を受けれるだけ受けることが重要。要は、場慣れです。
ただ単に試験を受けるだけでなく、受験会場の雰囲気を感じ取ってください。
「知らない人ばかりだなぁ〜みんな頭が良さそうだぁ〜」って。
模擬試験すべてが、試験の予行演習。単に試験を受けて終わりでは、もったいない。
緊張で、心臓バクバクの試験本番。
集中力を高めるためにデキルことは、2つ。
- 呼吸を整える
- 視野を広くもつ
そして、自分を信じることが合格につながります♪