寝ると嫌なことを忘れやすい?


「嫌なことは、寝て忘れよう」

こう考える人は多いのではないでしょうか?

実際、寝ると嫌なことを忘れるのでしょうか。

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記憶の実証実験

睡眠後の記憶がどうなるかを確認するため、ある実証実験がおこなわれました。

実験内容は、次のようなもの。

次の3種類の写真を被験者に見せる。

  • 良いイメージの写真(人の笑顔など)
  • 良くも悪くもない普通の写真(風景など)
  • 悪いイメージの写真(事故現場など)

その後、寝てもらいます。

そして、起床後に睡眠前に見せた写真の記憶を確認する

結果は?

実証実験の結果は次の通り。

よく眠れた人はすべての感情の記憶が残り、よく眠れなかった人は悪いイメージの記憶のみが定着してしまいました。

この結果から言えることは、睡眠の質が悪いと、悪いネガティブな感情が特に際立きわだって心に残ってしまうということ。

さらに、質の良い睡眠をとらないと、「ネガティブな感情だけが心に強く残ってしまった結果、うつ病などの精神疾患になりやすくなる」とも予測されています。

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記憶はバランスが大切

生きていれば、良いことも、悪いこともあります。その両方の記憶を持っていることは、非常に大切なこと。

悪いイメージ(記憶)は、人に教訓を与えます。その教訓は、人格形成やスキルアップに重要な役割を持ちます。

良い記憶だけが頭にあっても、悪い記憶だけが頭にあってもダメ。

質の良い睡眠は、心の安定につながる

「嫌なことは寝て忘れる」というよりは、「良い睡眠ができれば、嫌なことが際立って記憶に残りにくく、精神的に苦しまずに済む」ということが正しいのかもしれません

ご存知の通り、脳は、『重要』と判断しない記憶を心の片隅かたすみに追いやります。

重要ではない記憶とは、あまり意識しない記憶のこと。

質の悪い睡眠をしていると、悪い記憶(忘れたい記憶)のみが定着しやすくなります。この状態だと、記憶に定着しやすく、忘れにくくなってしまいます。

嫌なことだけが記憶にあると、なかなか忘れないですよね。

まとめ

以上のことより、嫌なことを早く忘れたいのであれば、単に寝るだけでなく、睡眠の質を上げることが非常に重要だということがわかります。

質の良い睡眠を心がけると、心の安楽、安定につながりますよ。

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