仕事中や授業中にすると、怒られるのが『あくび』。
なぜ”あくび”は、出るのでしょうか?
一般的には『眠たくなると、あくびが出る』と考えられていますが、実際のところ、”あくび”のメカニズムは、現在、解明されていません。
つまり、理由は分かりません。
ただし、以下の説が「あくびの原因」だといわれています。
- 脳への刺激で覚醒度を高める働きをする
- ”体内の気圧”と”外の気圧”の調節をしている
- あくびによって体温調節をしている
あくびが出ると涙が出て、少し眠気がすっきりしますよね。そのため、眠気を取る(覚醒度を高める)働きがあるといわれることが多々あります。※涙は目の汚れを洗い流すだけでなく、心の疲れも洗い流す効果があります
ですが、有力な説は、『気圧の調節』や『体温の調節』の2つの説です。
あくびはうつる?
『あくびはうつる』とよくいわれます。
もちろん、”うつる”という可能性を否定することはできません。世の中、何が起こるか分からないですからね。
現在、あくびが伝染する理由としてはいわれているのが、気圧。
あくびは気圧の調節?
”体内の気圧”と”体外の気圧”に大きな変化が生じた際に、気圧の調節のためにあくびが出るといわれています。
環境(気圧)があくびと関係しているとすれば、「同じ場所(気圧)にいる近くの人が同時期にあくびをすること」に説得力が増します。
「あくびはうつる」のではなくて、あくびが出やすい場所にいるので、あくびが出るのかもしれませんね。
あくびは体温調節のため?
体温は、睡眠と密接に関係しています。
また「赤ちゃんの手足が温かくなると、眠る前」っていいますよね。
ちなみに、人は暑すぎても寒すぎても、睡眠の質が落ちます。ちょうど良い室温は、26〜27度。
あくびをする際、冷たい空気を吸い込み、暖かい息を”ハァ〜”と口から吐きますのよね。また、犬が口をずっと開けているのは、体温調節のためであるのは有名な話。
この説は、比較的説得力があると感じます。
最後に
現在、有力な”あくびが出る理由”を睡眠以外で数点あげました。
しかし、睡眠不足の調査をする際におこなわれる”日中に眠気が出る人の行動指標”のなかに、「あくびが多い」というのも含まれています。
そのため、なんらかの形で睡眠があくびと関連していることは確かだと思われます。
そして、”あくびが出る”ということは、身体にとって、”あくび”が必要だということ。あくびは我慢せずに、しっかりとやりましょう。
ですが、不適切な場所で”あくび”をすれば、トラブルになるのでご注意を。」