母の原付バイク『TODAY(AF67)』のバッテリーの寿命が尽きました。
購入してから5年の間、使用できたので、バッテリーとして長持ちした方だと思います。
今回、この『TODAY(トゥデイ)のバッテリーを台湾ユアサに交換』します♪
TODAY(AF67)のバッテリーの適合バッテリーの型番は?
『TODAY(トゥデイ)』は、ホンダ製の原付バイクでかつ安価なことから、人気がある原付バイクのひとつ。
TODAYは2002年7月から販売されました(AF61)。その後、2007年8月にフルモデルチェンジが行われます(AF67)。ですが、バッテリーの型番はすべて同じ。また、兄弟車である『TODAY・F』、『TODAYデラックス』も同様です。
TODAYのバッテリーの型番は?
『TODAY』、『TODAY・F』、『TODAYデラックス』のバッテリーの型番は、YTX4L-BS(ユアサ型番)。YTX4L-BSか、その互換性のあるバッテリーを選択してください。
『YTX4L-BS』と『YT4L-BS』では、サイズ・容量が同じですが、バッテリーの性能が異なり、YTX4L-BSの方が高性能タイプで始動性能に優れています。YTX4L-BSの車両にYT4L-BSを搭載すると、早期のエンジン始動不能やバッテリーの寿命が短くなる原因となるので、購入時は注意してくださいね。
TODAY(トゥデイ)のバッテリーを交換する
必要な工具類
基本的には、プラスドライバーがあれば交換できます。
- 新品バッテリー
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ラジオペンチ
- エアダスター
- グリス
- 手袋
バッテリーの交換手順
- 電解液を注入する
- 初期充電をする
- キー(鍵)を抜く
- 足下にあるバッテリーケースを開ける
- バッテリーを外す
- バッテリーを取り付ける
- バッテリーケースを閉める
①バッテリーを取り外す前に、エンジンを止め、カギを抜いていることを確認してください。ライトなどのスイッチがオンの状態だと、引火爆発の原因となることがあります②プラス端子・マイナス端子の取り外し・取付けには順序があります。適切な順序を守ってください。③プラス端子・マイナス端子を逆に接続しない。また、確実に取付ける。電気回路の故障や配線の焼失、引火爆発の原因となります。
④バッテリーを取付ける際、金属工具などによってプラス端子とマイナス端子を接触させないように注意する。ショートの火花により引火爆発の原因となります。
⑤バイクの足場が安定している場所で作業をする。
⑥バッテリーの型式にあったものを取付ける。また、流用する場合でも、搭載されているものと同等の容量(Ah)のバッテリーを選んでください。バッテリー内部が破損し、爆発の原因となることがあります。
①電解液を注入する
手袋をはめて、バッテリーに電解液を注入してください。電解液は、強酸性の液体です。
②初期充電をする
初期充電とは、「バッテリーをバイクに搭載する前に、あらかじめ充電を行うこと」です。これを行うと、バッテリーが長持ちするといわれています。実際、多くのバッテリーメーカーがこの初期充電を推奨しています。
バッテリーチャージャーが無い場合は、そのまま取付けます。
③キー(鍵)を抜く
電気周りを触る上で、非常に重要なのが、「キーを抜く」です。原付バイクを作業のしやすい場所に移動する際、バイクのロックを外すためにキーをさし込みます。そのため、キーをさした状態で作業をしてしまいがち。作業の一環と考えて、しっかりと抜きましょう。
④足下にあるバッテリーケースを開ける
TODAYの場合は、足下にバッテリーが搭載されています。車種によっては、車体前面のフロントカウル内(前カゴを固定する箇所)にあります。
下の画像の矢印の箇所に『ツメ』と『引っかかり』。まず、ツメを外す必要があります。
プラスネジを外してから、マイナスドライバーなどで、コジっていきます。上の画像のツメの箇所を意識しながら外してください。
↓「外れたあとの画像」です。
↓フタの裏の画像です。『ツメ』と『引っかかり』があることが分かります。
⑤バッテリーを外す
古いバッテリーを取り外すときは、必ず黒いマイナス端子(アース側)を外してから、赤いプラス端子を外してください。
- 黒いマイナス端子(アース側)
- 赤いプラス端子
- ゴムバンドを外す
まずは、プラスドライバーを使って、『マイナス端子』から外します。非常に重要なので、間違わないでください。
次に、プラス端子を外します。※下の画像では、マイナス端子側のネジを外しただけにしていますが、しっかりと上に持ち上げておいてください。
どちらの端子も持ち上げた状態にしておきます。
バッテリーを固定する『ゴムバンド』を外します。ゴムバンドを手前に引っ張りながら、”先端の金具”を下に押すと、外しやすいです。
ゴムバンドが外れれば、バッテリーを外すことができます。外したあとは、ホコリ等をエアダスターなどを使ってキレイにしてください。
⑥バッテリーを取付ける
新しいバッテリーの取付けは、取り外しとは逆に、赤いプラス端子から取付け、次に黒いマイナス端子を取付ける。この際も、カギを外していることを確認!
- 新品のバッテリーにナットを取付ける
- ゴムバンドを付ける
- 赤いプラス端子
- 黒いマイナス端子(アース側)
新品バッテリーに付属の『固定用のナット』を取付けます。隙間から押し込んでください。
バッテリーを向きに注意して、定位置に置いてから、ゴムバンドで固定します。堅いのでラジオペンチなどを使ってください。
プラス端子側から、ネジ固定します。順番は重要なので守ってくださいね。
次に、マイナス端子側を固定します。
バッテリーの取付け後は、端子部にグリスをサビ止めのために塗布してください。
プラス端子側の赤いキャップを取付けます。
⑦バッテリーケースを閉める
下の画像の矢印の箇所に『引っかかり』を入れます。
下の画像の矢印の場所を下に押します。
プラスネジを閉めれば、バッテリー交換作業は終了です!
お疲れさまです。
取付け後は、軽くバイクを走らせてみてください。これには、『状態の確認』と『バッテリーの充電』の意味があります。
使用済みバッテリーをどうする?
使用済みバッテリーはリサイクルされます。ご不要になった使用済みバッテリーを放置したり、一般のゴミと一緒にすてたりしないでくださいね。
バッテリーを処分する方法
バッテリーを購入した店に持っていく場合、ほぼ100%で引き取ってくれます。でも、ネットで購入した場合は、そうはいきませんよね。
その場合、近場のガソリンスタンドに聞いてみてください。僕の地元では、10店に確認して、半分ぐらいはOKでした。その際に、重要なのは『原付バイク用のバッテリーであることを伝える』です。自動車用バッテリーは引き取ってくれるが、それ以外は不可の場合があるからです。
それ以外では、ネットの回収処分業者や、スクラップ屋、オートバックスなどの量販店など。