原付バイクのブレーキシュー交換方法


オートバイのブレーキは、『ディスクブレーキとドラムブレーキの2種類』があります。

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一部を除き、大半の原付バイクのリアブレーキは、ドラムブレーキ

ドラムブレーキの中には、『ブレーキシュー』というものが入っていて、ブレーキ交換といえば、このブレーキシューの交換のことを指します。

【ブレーキシューの交換時期】

原付のリアブレーキシューの交換時期は、乗り手しだい走るスピードやブレーキのかけ方など、人それぞれ違うからです。

リアブレーキの効きが悪くなったり、”ガァー”、”ゴォー”と音が鳴り出したら交換が必要。でも、頻繁に交換するものではないので、ノーメンテの人が多いと思います。

現在、原付バイクの制動力に不満はありませんが、タイヤ交換のついでに交換します。ブレーキシューの交換には、ブレーキパッドのように、ブレーキフルードの交換がありませんので、比較的簡単です!ショップにお願いすると、交換工賃が1,500〜2,500円ほどかかるので、DIYに挑戦する意味はありますよ♪

以下でDIYによる『原付のブレーキシューの交換方法』をご紹介します。楽しみながら取付けて、工賃も節約もしちゃいましょう!

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『デイトナ製 プロブレーキシュー』の交換方法

今回、ホンダの原付バイク『LEAD100(JF06)』のリアブレーキシューを人気のある「デイトナ製 プロブレーキシュー」に交換しました。交換の際にとった写真も交えて、交換方法やコツを説明します。

⇒詳細はコチラ

『デイトナ製 プロブレーキシュー』

購入するブレーキシュー・メーカーの候補は、4つありました。

キタコとベスラは、あまりいい評判がなく、KN企画は安さが逆に怖い。結局のところ、1番高価で、制動力の評価が高いデイトナにしました。

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内容物は、ブレーキシュー本体とスプリング。他に比べて、この目立つ青色も、購入動機の1つです♪でも取付け時、外からは見えないんですけど…

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スプリングの取付け方が純正品とは異なり、斜めに張ります。最初、気づかずに不良品をつかまされたとテンションが下がりました(笑)

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ブレーキシューの交換手順

ブレーキの交換手順
  1. 原付バイクからリアタイヤを外す
  2. 古いブレーキシューを外す
  3. 清掃する
  4. ブレーキシューの面取り
  5. 新しいブレーキシューを取り付ける

難易度は、低く簡単ですが、リアタイヤを外すまでが、大変です。また、ブレーキは、オートバイの重要な要素『止まる』の要です。取付け後のチェックは、より慎重に!!

交換に必要な工具類

原付バイクからリアタイヤさえ外せば、ブレーキシューの交換に工具は不要です。必要となるのは、ブレーキシュー周辺の清掃道具(クリーナー)です。

なので、交換費用は、ケミカル類がすでにあれば、ブレーキパッド代(1,000〜2,000円ほど)だけ。

  • ブレーキパーツクリーナー
  • エアダスター
  • いらない歯ブラシ
  • ヤスリ
  • ウエス(ゾウキン)
  • 万能グリス
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①原付バイクからリアタイヤを外す

ホイールからタイヤを外す方法は、別記事でご紹介しています。そちらを参照してください。※ご紹介しているのは、原付バイクのタイヤの外し方ですが、車であっても手順は同じです

⇒タイヤの外し方

リアタイヤを外すと、ブレーキシューがムキ出しになります。中にはブレーキダストが一杯。

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斜め上からの画像。ライニング(摩擦面)が見えます。

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外したホイール側です。ホイールがドラムも兼ねています。ブレーキシューのライニングをここに押し付ける形でタイヤが止まります。だから、ブレーキシューが押す部分だけ汚れていませんよね。

この中もブレーキパーツクリーナーでキレイにします。

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②古いブレーキシューを外す

ブレーキシューを横に広げて外そうとしても、スプリングがあるので外れません。でも、実は簡単に外れます。ブレーキシューを手前に倒すだけ。これでスプリングの力がかからないので、簡単に外れます。

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外した後の写真を4枚貼っておきます。ブレーキダストをキレイにする必要があります。

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【純正とデイトナ製の比較】

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純正品の新品状態が分からないので、何ともいえませんが(笑)、ライニング(摩擦面)の材質が違うことだけは、ハッキリと分かります。

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③清掃&グリスアップ

ブレーキシュー周辺のブレーキダストをキレイにします。ここで登場するのが「ブレーキパーツクリーナー」と「エアダスター」。

まずは、エアダスターでブレーキダストを吹き飛ばします。目に入らないように気をつけてくださいね。そして、ブレーキパーツクリーナーで頑固な汚れを落とします。歯ブラシなどを使うのもオススメ!汚れが垂れて下に落ちるので、下に新聞紙などを敷きましょう。

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汚れが取れたら、可動部の潤滑やサビ止めのために、下図の赤丸の箇所に万能グリスを軽く塗ります。べったりと塗る必要はありません。塗りすぎて、ブレーキシューのライニングやドラムの内側にグリスが付着すると、ブレーキ性能の低下につながります。

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ホイール側も同様に汚れているので、キレイにしておいてください。

④ブレーキシューの鳴き止め(面取りなど)

ブレーキシューを交換すると、『鳴き(なき)』が発生することがあります。”キィー”って鳴きます。原因は、『制動時にライニングとドラムが共振すること』といわれています。また、ブレーキ性能が高いと鳴りやすい傾向に。

【一般的な鳴き止めの方法】
  • ブレーキシューのライニング(摩擦面)の角を面取りする
  • ブレーキシューの可動部分にグリスを塗る
  • 鳴き止めグリスなどを塗る
  • 止める方法ではないが、ライニングとドラムがなじむまで、我慢する

ブレーキシューのライニングの角をヤスリで落とすことを、『面取り』といいますが、やる人が多い「鳴き止め」方法。でも、効果が無い場合もあります。

今回、僕は、実際に「鳴く」のかを実験してみたいので、面取りをせずにそのまま取付けたいと思います。もし本当に面取りが必要であるなら、メーカーが販売の時点で面取りをしていると思いましたので…

僕のLEAD100では、面取りしなくとも、『鳴き』は発生していません。ちなみにブレーキシューの可動部分にはグリスアップしています。
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⑤新しいブレーキシューを取り付ける

まず、ブレーキシューにスプリングを上り仮止めしてください。写真のように、ズラしてスプリングを取付けておきます。

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ブレーキシューは、上半分をまず取付けます。一気に取付けようとしても、スプリングの力が強いので、難しいです。

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そして、下半分を取付けます。最後にリアブレーキの調節箇所をカタカタ動かして動きを確認してください。※もしタイヤを外す際に、『リアブレーキの調節ネジ』を動かしていたら、タイヤの取付け後、ちゃんと元の位置に戻してください。

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これで完了です。

【ドラムブレーキの制動の原理】

下写真は、ブレーキレバーを握られていない状態です。赤丸の箇所はキレイに収まっています。この状態では、ドラムとブレーキシューとの間に隙間が空いて、タイヤは負荷なく動きます。

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左ブレーキレバー(後輪ブレーキ)を握ると、下写真の手で持っている箇所が動きます。すると、赤丸の箇所が回転し、ブレーキシューが広げられ、ライニング(摩擦面)をドラムの側面に強く押し付けます。結果、タイヤの回転は、制動されます。

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ブレーキシュー交換後の注意点

ブレーキシューを交換したら、まずは動作チェックをしてください。最初はライニング(摩擦部)にアタリが付いていないので、高い制動力はありませんので、注意してください。

ブレーキ性能は、オートバイにおいて、一番重要な性能です。

止まれないオートバイほど、怖いものはありません。交換作業に自信が無い場合は、無理せず、ショップにお願いしましょう。

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